【カルジェリストインタビューVol.7】田邉 薫さん/ミニカ・スルガ
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卓越した技術と抜群のトレンド感覚で絶大な支持を集める、人気ネイルサロンのカルジェリストにインタビュー!今回は、日本ネイリスト協会認定講師と、全日本チャンピオンに輝いたネイリストのみが在籍するハイレベルなカルジェルサロン、「ミニカ・スルガ」のオーナー・田邉薫さんが登場。

現在のネイルトレンドについて教えてください。

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キーワードとしては「クラシック」ですね。色はグレイッシュなベージュやピンク、また鈍いアンティークカラーのゴールド。そういったカラーを取り入れたネイルに注目しています。ただ5〜6年ほど前から、皆が同じネイルを楽しむ時代ではなくなっている実感があります。SNSを通じて簡単に情報を得られる時代ですから、トレンドを追うのではなく、たくさんの情報の中から自分らしいデザインを選ぶ人が増えていると思います。

「ミニカ・スルガ」のサロンコンセプトを教えてください。

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13年前にお店をオープンして以来、「美しい女性は強く優しい」というコンセプトを大切にしてきました。女性が社会進出する中で、時に髪を振り乱して見た目にも清潔感がなくなることってありますよね。でもやはり、女性には美しくいてもらいたい。人とコミュニケーションする時に、その人が優しく美しい人だと、気持ちよく対話できますよね。心地よさが生まれるというか。嫌みを言われたり、働く中で辛いことっていっぱいあると思います。でもそんな逆境を「美」で乗り越えて欲しい。何か嫌なことがあっても、一つでも完璧に美しいものが側にあることで心に余裕が生まれると思うんです。爪を美しく維持することが、女性たちの心の拠り所になったら良いなと思い、サロンワークをしています。

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「ミニカ・スルガ」のお客様はどのような方が多いでしょうか。

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やはり働く女性が多いですね。皆さん、職種によってジェルネイルはNG、カラフルな色はNGなど制限はありますが、それでも以前に比べ、デザインやカラーの許容範囲が広がった印象があります。ただ、ネイルがお仕事や人格の妨げになってはいけないので、お客様のオーダーが「派手すぎるかな?」と感じたら、私から「そのデザインでも大丈夫ですか?」と提案させて頂くことも。また私を含め、当店にはメンズネイルのチャンピオンが在籍しているので、男性のお客様も多いです。お店も個室にこだわっており、性別・年齢を問わず、周りを気にせずにネイルできる空間を作っています。

男性からはどのようなオーダーが多いのでしょうか?

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まず甘皮処理をして、次にファイリングするベーシックなケアですね。最後にツヤを出すのかマットに仕上げるかはお好みです。一度綺麗に仕上がった爪を見ると、男性も「維持したい」という美意識が芽生えるようで、大体3週間おきにご来店くださる方が多いです。また男性の中には、爪を噛む癖に悩んでご来店される方もいます。「カルジェル」は厚みを出す為のジェルではないですが、噛み癖がある人にはあえて「カルジェル」を塗って爪に層を作ってあげることで、噛まない習慣が出来るケアもしています。噛まなくなれば、2ヶ月ほどで素爪が伸びますから、2〜3回「カルジェル」をすれば自然と素爪は健康な状態に戻りますよ。あとは、ウェイトリフティングや野球選手などスポーツで爪を痛めやすい方が、爪の強化のために来店されることも多いです。

働く女性がネイルをする上で、オフィスで気をつけるべきマナーはありますか?

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まず、親指にアートをしないということは大事だと思います。名刺交換をするシーンがあると思うので、その時に一番目に入る親指の爪にはアートは避けた方が良いですね。もしどうしてもアートがしたければ、左手の薬指や小指など、あまり目につかない部分にさりげなく取り入れるのが良いと思います。

「ミニカ・スルガ」で特に人気のデザインは何かありますか?

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私たちのサロンは平均単価が12,000円と、決して価格が低いサロンではないので、お客様は「他のサロンではできないハイレベルなネイル」を求める方が多いです。私が武蔵野美術大学を卒業していることもあり、絵から3Dネイルまで、アートネイルをオーダーされることが多いですね。他のスタッフたちも、コンペで全日本チャンピオンに輝く技術力の高いスタッフばかりなので、「どんなアートもできる」ということを強みにもち、更に提案力も大切にしています。ただ働くお客様が多いので、アートだけでなくシンプルなネイルも同様に人気です。フレンチなどがよくオーダーされますが、実はフレンチって簡単に見えて作るのが非常に難しいんです。そういったベーシックネイルから複雑なネイルまで、どんなデザインに対しても設定価格を超えられるハイレベルのものを提供できるよう心がけています。

高い技術力を維持するために、田邉さんをはじめスタッフの皆さんが日々取り組んでいるトレーニングはありますか?

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既にスタッフは全員ネイルチャンピオンですが、それでもセミナーに通ってネイルの勉強をし、情報を収集するように心がけています。ネイリストは限界のない職業だと思います。ネイルプロダクトも日々進化しているので、そのために新しい技術の習得が必要になります。なので、常に高みを目指す姿勢が大事ですね。またセンスを鍛えるために、月に1〜2度は展覧会や舞台、ライブに足を運びイマジネーションを吸収できるようにしています。

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技術力をあげるために、コンペティションに参加することはやはり重要でしょうか?

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私はコンペに参加することは有意義だと思っています。そのために日々努力しますし、コンペでは「的確に早くデザインを完成させる」ことが求められますから、サロンワークに役立つ技術力を磨くことができます。ただ、コンペに出てチャンピオンになることが全てではないと思います。私自身、自分では「最高の出来だ!」と自信があったコンペで酷い順位を取ったことがありましたが、その経験から謙虚でいることの大切さなどを学びました。一位以外が負けという訳ではないですし、コンペは自分の技術やセンスを見直す良い機会ですから、積極的に参加してもらいたいなと感じています。

「ミニカ・スルガ」で導入している「カルジェル」との出会いを教えてください。

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ハードジェルしかない時代には、オフをする際にマシンを使って削り、「一層残し」と呼ばれるテクニックが必要とされるなど、オフが非常に大変でした。ですが「カルジェル」はアセトンで溶けるので簡単にオフできるという話を聞き、それはぜひ勉強したいと思い、セミナーに参加したのが出会いです。実際に「カルジェル」を知ると、薄付きでナチュラルな質感に驚きました。それまでお客様で「ジェルをつけると爪が苦しく感じる」とおっしゃる方がいたのですが、「カルジェル」であれば空気の透過性があるのでそういった感覚がない、とお勧めできるのも良いなと思いましたね。

「カルジェル」を実際にお店で使用するようになってから更に実感した良さはありますか?

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オフィスネイルにもぴったりな、透明感のある絶妙なカラーパターンが元々あることがまず魅力の一つです。また色を混ぜられるので、その色のグラデーションも作りやすいですね。もちろん人によって合わない方もいますが、多くの方の爪に安心して使え、何よりもモチが良いのが「カルジェル」です。そういった点でも、お客様にお勧めできるジェルだと思います。

田邉さんがネイリストを志したキッカケを教えてください。

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大学卒業後は、アパレルブランドでディスプレイデザインの仕事をしていました。元々ネイルが好きだったのでマニキュアはしていたのですが、乾燥しているウィンドウケースの中で熱い機材を担いで仕事をしていたので、次第に指回りが荒れてしまい。そんな時、男性の同僚に「昔は田邉の爪、もっとキレイだったよ」と指摘されてしまい、とてもショックでした。そこで初めてネイルサロンに行ったのですが、指先がキレイになったのが凄く嬉しくて。それをキッカケにネイルスクールに通うようになりました。スクールでは、美大での経験もあったので先生からアートを褒めて頂き、「これは自分の強みを活かせる世界だ」と感じ、ネイリストの道に進みました。美大は絵が上手な人たちばかりなので「本当に自分の技術でトップレベルになれるのか?」と思うことがあったのですが、ネイルの世界に入り、自分の絵を求めてもらえる場があったことが嬉しかったですね。

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田邉さんご自身が好きなネイルデザインは何ですか?

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どんなデザインも得意なのですが、キャラクターものや可愛らしいデザインは、個人的な趣向として苦手かもしれません(笑)。アジアンテイストやロック、パンク調のネイル、また繊細なアートが好きですね。過去に、「エル・グレコ展に行くのでエル・グレコの絵を描いて」とオーダーされた経験があるのですが、4時間くらいかかり気が遠くなりました(笑)。ですがやはり繊細なアートは得意ですね。

ネイルデザインのアイディアはどこから生まれますか?

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私は「VOGUE」が大好きでよく読むのですが、やはりファッションの頂点にある雑誌なので、文章もファッションもメイクも全てが素晴らしく読む度にインスピレーションを貰います。「VOGUE」からトレンドやスタイルを学び、デザインのアイディアに生かされることが多いですね。SNSやネイル雑誌に掲載されているデザインは、既に誰かの手によってクリエイトされたものなのでデザインを考案する場合はあまり参考にしないです。お客様が好きなデザインを探す為に見たり、技術的な練習として掲載されているネイルを真似するのは良いと思うのですが、自分のネイルデザインを一から生み出す場合には、ネイル雑誌やSNSは参考にしない方が良いと感じています。

田邉さんが発信されているネイルは、アーティスティックで繊細なアートが多いですが、ご自身は「ネイルアーティスト」と「ネイリスト」では、どちらの認識が強いでしょうか?

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最初は「ネイルアーティストになろう!」という想いが強かったように思います。ですが、次第にネイルは日常に寄り添うものであり、お客様の生活を演出するものだと感じるようになったので、回り回って「ネイリスト」である実感の方が強いかもしれません(笑)。幸いなことに現在、雑誌やWebサイトで自分の作品を発表させて頂く場を頂いており、アートの現場では思いっきりアーティスティックにできますし、サロンワークではお客様のためのネイルを作らせて頂いているので、色んなシーンを楽しませて頂いています。

これまでネイリストになって良かったなと感じた出来事は何かありますか?

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お客様が辛いとき、弱っているときに、ネイルを通して励ますことができたときです。以前、ご病気をされたお客様やプライベートでご家族を失われたお客様から、「一番行きたい場所があなたのサロンだった」と言って頂いたことがあったのですが、それは涙が出るほど嬉しかったですね。爪は小さなパーツですが、美しくネイルするだけで勇気が湧いてくる強いパワーがあると思います。一度自信を失った女性たちが、ネイルで立ち直るキッカケを持てたのだと知ったとき、ネイリストになって良かったなと思いました。サロンワークはお客様のレスポンスが直接返ってくるのが楽しいですし、いつも励みになっています。

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新人のネイリストが技術力と接客力を伸ばす為の、具体的なアドバイスは何かありますか?

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技術力としては、新しい情報を常にアップデートすることが大事ではないでしょうか。小さいサロンにいるとやはり情報量が減ってしまうので、積極的にセミナーに参加して様々なテクニックを学んだり、ネイル情報を収集することが大切だと思います。接客力としては先ほども言ったように、ネイルはやはり生活の一部になるものなので「そのデザインがお客様の生活に合っているのか?」ということを念頭に置いて施術する姿勢が大事だと思います。

「カルジェル」を趣味で楽しみたいと思っている人も多くいます。初心者が「カルジェル」にTRYする上で気をつけるべきことはありますか?

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「カルジェル」は、他のジェルメーカーに比べ粘度が高いので、ゆっくりネイルを作ることができます。またオフも非常に簡単なので、セルフジェル初心者の方にはお勧めのメーカーですね。ただ、楽しむためにはルールが必要です。なのでネイリストを目指していなくても、一度はカルジェリストの講習を受けて、基本的な「カルジェル」の知識を身につけて欲しいなと思います。現在は講習といった形式だけでなく、体験会などカジュアルな学び場もありますから、是非参加して正しい知識を得て頂きたいです。「カルジェル」サロンに行って、プロの施術を体験することも良いと思いますね。

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カルジェルをベースに、アクリル絵の具で繊細なアートを施したデザイン。「カルジェル」は拭き取りをせずに、未硬化のままアートができる特性があるため、絵を描く際にぴったりのジェルだそう。

ミニカ・スルガ新作ネイルはこちら!

ネイルをしたい働く女性必見のデザインカタログ

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店舗情報

ミニカ・スルガ
東京都杉並区阿佐谷南3-2-3 ローレルビル2F
お問い合わせ:TEL03-6693-1459  FAX03-6693-1465
営業時間:11:00~21:00
定休日:毎週月曜日
REI
東京在住のライター。カルチャー・ライフスタイルを中心にWebマガジンや女性誌で執筆。幼少期より海外を転々とする生活を経験した後、20代半ばで日本の食文化の素晴らしさに開眼。現在は和食作り&研究が趣味に。ネイルも日本人らしさを感じさせる「赤ネイル」が定番。
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